2009年4月7日

為替情報と為替手法の『FXニッポン』2009年1月コラム

1月30日
 通貨別の売り買いの持ち玉比率ですが、対円銘柄に限って言えば、GBP/JPY以外は買い玉の比率が70%を超えています。GBP/JPYのみ半々もしくは幾分売り玉多めの傾向があります。中でもAUD/JPYやNZD/JPYなどは90%以上が買い玉保有とか。もっとも、NZDなどは保証金率やロスカットのレベルにもよりますが、10万単位で500万の余裕があればロング保有でスワップも稼げる人が出て来ます。1000万くらい放り込んでおけば大概は触る必要もないかもしれませんね。AUDも似たようなものです。しかし、対抗策としてロスカットまでの値幅を制限してきた会社もあります。一応マメに計算しておいて下さいな。ただ、なけなしの資金を100万ほど放り込んで・・・などと考えているようでしたらやめたほうが良いですよ。NZDが90円台に返り咲く日がいつになるかもわからず、おまけに100万が150万になる程度でしたら後悔する可能性もあります。この調子だとおかしな詐欺商法が出現するのも時間の問題だと、他人事ながら心配になる今日この頃です。


1月29日
 相場の長期展望を披露するのは自由ですが、予期せぬ事態が起こったときに回避できぬ人に向けた長期展望は注意しなければなりません。必ずそうなる風な論調だと、読んだ者は「きっと当たるはず」と思い込んでしまいます。そうして過剰な期待とともに無謀な売買をしてしまうものです。昨日も「これからドル円は140円まで上昇すると当たる事で有名な○○さんがブログで言ってた・・」という知人がおりました。「ところでストップはどこにしたの?」と私。賢明な皆さんなら既にお解かりですよね?140円まで上昇して欲しい希望は誰でも持って構わないですが、一体どこまでの損失リスクを覚悟して140円まで引っ張りたいのか?と問い返したわけです。多分140円まで上昇するかもしれないと予測した方は79.70くらいまでのリスクを計算しての話でしょう。或いはあえてストップに触れてなければ、底なしの資金をもって売買可能な人しかあてには出来ない話です。しかし、知人の期待は1000ポイントのストップを想定したものとは思えないのです。せいぜい87.00ぐらいが関の山でしょう。下手すると100ポイントも取っているかどうか????一応忠告はしましたが、投資している当事者は熱くなっているのでどうでしょうね?願わくは運良く140円に到達すれば良いですが・・・。


1月28日
 市場の期待は米オバマ政権のバッドバンクなんだそうです。当然目先の円安振れを期待した材料ですが、答えが出るのに時間がかかったりNO回答だと相場は円安に進む材料ばかり。新政権発足の効果がじわりと結果がでてきた頃に、足枷回答がなければ良いですけど・・・。どっかで少しでも「難色を示した」話になるとすぐに相場は円高に振れます。それを睨んだどっかの馬鹿も(個人投資家のことでは無いですよ)もちろんいるのですが、投資側としてはそういったアクシデントも折り込んだ上で売買の方向性と対処を考えておきたいものです。


1月27日
 相場は円安優勢で久々に買い玉がまとまった利益確定決済との報告が寄せられてます。一度は調整下落してくるだろう円安気運ですが、と同時に円高潮流に戻るタイミングも同じわけです。対円銘柄を買い玉保持されてる皆さんは、今後間もなく起こるだろう調整下落に対してどんなアクションを起こすか、或いは起こさないかで岐路に立たされる事になりそうです。


1月26日
 本日は旧正月でもありまして、台湾や中国などでは祝賀ムードになっております。従って、アジアの一部市場ではお休みということもあってか、相場はレンジ内を行ったり来たりでした。ロンドン・ニューヨークと相場が移動するにつれて取引が活発になり、方向性が出てくるものと考えられます。今のこの時間がポジションを持つぎりぎりの時間かもしれませんね。現在17時45分です。


1月23日
 輸入筋のドル買い待ちはドルの先安観がそうさせているとか。英のIMFへの支援要請話まで浮上し、米実態経済の悪化も確かにドル・ポンド・ユーロ・フランあたりの主要通貨を筆頭に軒並み先安観揃い踏みです。幾分ドルはオバマ効果で相対的に下げにくくなってはいますが、しっかり持ち直すにはまだ時間がかかるということなのでしょう。


1月22日
 オバマ新大統領誕生で、円安に転じる前にポジションを清算したと思われる円高ぶり。RBSの件もあるが、とりあえずそんなことにはお構いなしの大型投資判断ということでしょうか。ここで一方的に円安方向へ切り替える方も多いかもしれませんが、個人の余裕には(ここでは一般的な小口個人投資家のこと)限度があります。今回記録した底が本当の底になるとは言い切れませんので、どうか決め付けの判断は控えていただくようお願い申し上げます。私などがお願いする筋ではありませんが、老婆心の極みみたいなものです。大きく上げたり下げたり忙しい相場を避けたい方は、弱い銘柄同士の組み合わせなどをお考え頂くと心臓には負担が少ないかもしれませんよ。


1月21日
 為替相場東京市場は午前中円安に動き、オバマ新政権のもとで新たな金融対策を期待する値動きになったが、午後は反動も大きくほぼ開始値に近い水準に戻ってしまった。期待が本格的に相場へ反映されるかどうかはロンドン・ニューヨーク待ちといった状況。期待だけでは・・・という冷静な見方も多いので有効打開策が出るまでは円高の中の調整どまりになりそうではあるが、調整だとしても短期的には少しは円安に走ってくると嬉しい向きもいらっしゃいますね。円高材料が目白押しの中、数少ない円安材料がどこまでカンフルになるか、しばらくは注目してみたいと思います。


1月20日
 相変らずの円高気味の展開で、オバマ効果も折り込み済みといった反応の表れとする相場観が主流のようです。FXの各銘柄相場は手堅く小さな利益確保をコツコツ積み重ねる手法でコンスタントな結果が期待できます。あまり大掛かりなトレンド追いの期待は疑ってかかっても良いかもしれません。とは言え、銘柄の状況次第。あまり外野の声に惑わされる事のないように、確立された手法に則ってコツコツ売買していきましょう。


1月19日
 短期的なFX投資をなさっている皆さんは、お仕事さえされてなければ結果が出ている相場と言えますか?残念ながら普通にお仕事をされていると、なかなか売買チャンスに恵まれない時間帯で動くことが多いようです。予め仕込むといっても限度がありますので、兼業組にはツレナイ相場かもしれません。その反面主婦(主夫?)トレーダーや専業組は、根気良くPCと付き合っていれば必ず恩恵がある相場になっていますね。投資スタイルとしては前述二者それぞれ利益効率の良い手法に切り替えておくべきでしょう。はて?何のことやら??


1月16日
 バンクオブアメリカの救済発表で、しばしの円安に弾みがついたような形になりました。この円安は限定的という見方の裏には、上げても94円台までの可能性が高いという観測が主流であることを暗に示している事情があるわけです。その理由が何かという話は専門家の皆様にお任せするとして、ドル円が94円まで上昇する確約はどこにもないわけでして、そもそも現状から急落する可能性だってないわけではありません。相場の短観ならともかく、中長期以上の観測をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険ですね。しかし、いまだにそんな観測頼みの投資をする方が多いのです。中長期観測はマメに修正するような性質のものではないでしょうし、修正があったとしてもその時点でリスク回避が手遅れだったり、とてつもないストップロス幅が発生したりという憂き目に遭わないとも限りません。今のような景気状態では、一獲千金を夢見る方も多いでしょう。確かな中長期予想がないかインターネットを隈なく探している方もおそらくたくさんいらっしゃることと思います。しかし、労せずに一攫千金なんて話しは、少なくともFXにはないと言えます。たまに大儲けできた方の話を聞くと、誰もがみんな儲けられると勘違いしますが、その短期的に大儲けなさった方が恒常的に儲けていらっしゃるのかどうかよくお確かめ下さい。ちなみに、恒常的に大儲けできる方でしたら脱税などなさらないでしょう。翌年の申告用としてキープしてなくても払えませんか?儲かっても「当て逃げ」の性格が強いので脱税に走るのではないでしょうか?それとも大儲けするまでにそれ以上の投資をしてしまったとか・・・。いずれにせよ恒常的に確たる手法が存在するとは思えません。それにしても当方の手法を生半可に流用して、顧客用に有料紹介している会社が散見されます。「これじゃあ儲かるはずないのに・・・。」←これって単なる嘘ですよね。手法を手ほどきした大元が言ってるんだから間違いないでしょう。信用落とすだけなのに・・・困ったものです。


1月15日
 このところ寒い日が続きます。「いまさら何を?」と思われる地域の皆さんもいらっしゃることでしょう。確かに都心でもないので今更の話なのですが、このところの暖冬続きで「しっかり寒い日」が少なくなっているような気がしてます。調べたわけではないので勝手な思い込みかもしれませんが、比較的過ごしやすい冬の日から一気に気温が下がると却って酷く寒いと感じてしまいます。ある程度の寒波が続くと体も慣れますが、思い出したように寒いとちょっと応えませんか?極寒の地域にお住まいの皆さんには大変申し訳ないですが、どうせならしっかり寒い冬のほうが良かった・・・と思うのは私だけでしょうか?


1月14日
 ポンド円は1995年4月の最安値を下回りました。ドル円はまだですが、こうなってくるとどれだけ安値をつけるのかが見所になるのかもしれません。もしかするとドル円のみ踏ん張るなんて事もあるかもしれませんが、ユーロ円ほど奥がないので下落も計算しておくと良いでしょう。その下落が87.25円を通り越して76円後半まで達するかどうかはわかりませんが、意外にあっさり到達してしまう可能性はありますね。


1月13日
 ドル円が再び90円を切って参りました。このタイミングがドル復活に向けたてこ入れの機会になりますが、はてさて・・・。なんやかんや言ってそうそうドルに復活してもらいたくなければ何もなされないでしょう。


1月12日
 インドでは粉飾決算が明らかになったりと、だから円高になっているわけですね・・・という理解の仕方もあります。ドバイやサウジの赤字予算が円高の原因という方もいらっしゃるでしょう。はたまた中国の新車販売台数の伸び悩みが原因だと言うかもしれません。これらすべての要因が重なったから円高になりました・・・一番性質が悪い説明ですね。性質が悪いといっても、個人投資家側が判断しにくいという意味です。そうです。一つ一つの要因が相場にどれだけの深度でどう関わってくるのかなんて解りっこないんです。相当なお金持ちになって相場に資金を投入するのでしたら要因を選べばいいでしょう。狙った要因で相場は動く事間違いなし。しかし、高々何千万程度の資金でもって投資するのに個々の要因で投資判断するのは至極困難ですね。皆さんが注目することの多いファンダメンタルも、一体どれだけのまとまったお金があなたの注目した特定の要因に反応するかということにかかってくるのです。これをぴしゃりと予想する事ができますか?何億以上の投資ができるなら話しは変わりますが、せいぜい10万単位の投資であれば基本はテクニカルでファンダメンタルは色づけ程度の利用にしておくべきでしょう。基本テクニカルと言うと、システムトレードで良いと思っていらっしゃる方がいますが、システムトレードで儲かるものは絶対ありません。例外があるとすれば、一個人のためだけに作ったトレードシステムで常に修正データを更新していけるものです。もちろんその修正は人力でしかできませんので、結局人力トレードとほぼ同じシステムトレードになります。システムトレードの一般流通しているものに儲かるものはあり得ない理屈がお解かりですね? 


1月9日
 様子見ムードが強く、小動きに終始している為替相場です。今晩の動きに多少の期待はあるようですが、このところの動向を考えると・・・はてさて。雪が首都圏にも舞い降りる日となりましたが、多雪地帯を除いてはほとんど冷たい雨に変わっていると聞きます。関東平野部の本格的な雪というわけではなさそうですね。ただ、早朝の凍結などには注意が必要だそうです。土曜日出勤の皆さんはくれぐれも慎重に!!


1月8日
 今度はレバノン情勢で・・・。円高要因には事欠かない昨今で、実生活では円高によって煽りを受けない会社や機関の皆さんぐらいしか恩恵はなさそうですね。もちろん投資で順調な方々もその中に含まれますが、相場的には今はコツコツ型が主流になりそうです。景気のいい話を振りまいているFX関連業者には注意が必要ですよ。


1月7日
 相変らず円安態勢が整ったと思いきやつまらない指標で頭を抑えられる為替相場です。通常ならどんなに意味のある円安指標やイベントも限定的な調整のような動向に終わり、その後の様子見になります。そこで何も円安に向かうイベント等がなければ、あっという間につまらないマイナス指標を拾って円高へ崩れてしまう悪循環。ただ、今のところはUSDとGBPが戻しているようです。先行したEURやCHF・AUD・NZDに追いついてきたとも言えそうです。今後の見所はドル円で90円レベルまで下落するかどうか。ポンド円なら132円方向まで下落するかどうか。その後上昇するようであれば、EURなどは116円~119円までの下落を限度に切り返してくる可能性も十分にある。現状からそのまま続伸するなら133円~141円でレジスタンスに反応してくる可能性もある(EUR/JPY)。今しばらくは銘柄によっては忙しいかもしれないですが、この場面を乗り切るとどちらかにはじける展開になってきそうです。


1月6日
 EURやCHFが低調ですね。CHFは金と、EURも背景にはCHFがあるため同調しやすいと言われます。USDは大概原油とシンクロすることが多く、原油高値向けの動向が反映された結果現在のような値動きになっているとも言えそうです。とは言え、このような相場観測は決して単一的な要因でのみ推し量るものではありませんので、あくまで参考程度でお願いします。当方の売買にしても、原則一方向にのみ絞ったものではありません。いつでもどんなときでも「どちらに転ぶかわからない」考え方が根本にあります。結果として想定していた方向に流れたとしても、「ほらね」なんてことにはならないのです。局所局所において選択した結果が一方向トレンドへ成長したに過ぎないと考えるようにしています。実は至極当たり前の話でしたね。そうでなければ波動などできませんから・・・。


1月5日
 新年相場が本格的に始まり、為替市場も徐々に扱い高が回復しております。実態はどうであれ、気運としては景気回復=円安相場に期待感を膨らませている事は間違いありません。これだけ不景気という認識があるにも関わらず、相変らず裏金はせっせと流れている現実にかなり辟易している皆さんも多い事でしょう。為替相場自体に限って言えばさほど影響を受けているとは思えないですが、活かせる方もまた少ないのは事実です。付け刃で為替相場に走っても結果は明らかで、相応の準備もなしに飛び込んだところでビギナーズラック以外の恩恵があるとも思えません。安易な投資に走るのはとても危険な事です。FXに興味をお持ちの皆さんには冷や水かもしれませんが、為替の事、投資手法の事、業者の事等十分な準備と予備知識なくしてはFX投資で成功などしません。どうか一獲千金などとは思わないで下さい。


2009年1月1日
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。新年の更新は1月5日からですが、1月3日から問合せ等にはお答え致します。




FX日本(エフエックスニッポン)です!!

為替売買情報と為替売買手法を紹介する「FX NIPPON」のコラム集です。個人為替投資家が為替の売買情報やアクティブな為替投資のための手法を修得して、為替相場で勝ち組として生き残るためのお手伝いをしています。関連サイトは以下の通り。



http://fxn.client.jp/ FX NIPPON 為替売買情報と為替売買手法



http://gntc.fc2web.com/ FX ZIPANG 為替情報と為替手法の有料紹介



http://fxphantom.exblog.jp/ FX千葉club投資指針為替売買情報夜の部



http://f0000x.tuzikaze.com/ F0000X-フォーゼロックス- 為替情報西日本窓口TeamKFL



http://www.hanovam.com ハノーヴ アセットマネジメント =FX(為替証拠金取引)で 利益を出せる手法をサポートするハートFXのハノーヴハートのサイト



http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/fxzipang/FXジパング携帯サイトFX ZIPANG(FXジパング)情報と手法



http://blog.goo.ne.jp/fx-nippon/外国為替保証金