2008年12月15日

為替情報と為替手法の『FXニッポン』2008年11月コラム

11月28日
 為替相場は様子見ムード。今週の動きは限定的とする相場観が多いと聞きます。複数の市場が絡む時間帯はこの調子でしょうね。期待はNYの単独時間帯。ナチュラルなスリップか薄い相場を狙った意図的なものかはともかく、ずりっと動きを見せる現象が起こるかどうか・・・?どのみちたいした動向にはなりそうもないですが、こう着状態のまま来週を迎えたい方は時間軸と規模を広げて静観するほうが良さそうです。週末と週始めの動向ががらっと変わると手痛い思いをするかもしれませんから。。。


11月27日
 為替市場の先読み・・・円安傾向は短期的に終了し、一旦円高に転じる。そして、次に頭をもたげる時にしっかりとした円安に転じる・・・。果たして嘘か本当か?必ずしも嘘とは言えないものの、現状からまっすぐ円安の続伸にならないとも限らないですね。期待としては、やはり一旦円高に転じてもらって、底を形成してからグッと伸びていって欲しい・・・。誰もが望んでいることでしょうか。とすれば、今一度円高でドスンと底抜けがあってもおかしくないかも??色んな展開が予想できますね。底が限りなく近いのは確かですが、現状の仮の底が本当に底かどうかは誰にもわかりません。どんなときにどんな売買をするのか、リアルタイムで教えてくれる絶好の機会にもなりそうです。


11月26日
 本日は各市場とも薄いようですね。米市場もお休みのため、売買したい人は考慮する必要もありそうです。早朝にオセアニアが入ってくると急激な反応を見せることもありますし、ロンドン引けからオセアニア明けまでの対応は要注意・・・もしくはどっちらけ。本来の相場を覗くならロンドン引けからオセアニア明けです。指標も入りますので邪魔ですけど、指標発表時を考慮して相場を眺めてみるのも面白いんじゃないでしょうか?


11月25日
 原油・金などのリスクマネーが値を戻し始めてます。どの程度まで戻すのか楽しみな方もいらっしゃいますか?個人投資家レベルではなく、投機筋の買いが入っているんでしょうから、余裕もある程度見越している買いです。このまま続伸となれば個人レベルでも持ちこたえるでしょうけど、懐の深い投機筋と同じ売買をしていたのでは身が持ちません。とはいえ、下落余地はまだ有ると言うものの買い試しはあっていいでしょうし、下落リスクを覚悟でチャレンジしてみるには好機と言えそうです。もちろん直接的に原油や金の話をしているわけではなく、FX各銘柄について同様な捉え方ができるという事になりますね。もう一つ申し上げるならば、上がりっぱなで売買するとあとが辛い・・・。折り合いをつけられるポジション達がどこかにあるわけで、そのどこかで売買することが大事です。もしかすると逃げられるかもしれませんけど、できれば底値に近いほうが粘り甲斐もありますね。


11月24日
 皮肉な事に、次期大統領の経済対策チームの発表によって相場が回復してくるという現象が起きています。長期的にどうかといえば、???のところが多いのですが、一過性にしても反応が見て取れるということは今後に期待しても良いのかもしれません。あくまでもファンダメンタル的な発想ですけど。対円銘柄は大抵、今後上昇にも下落にも対応できる相場展開になっております。続伸していけば「矢は放たれた」と思う方も多いでしょうし、下落すれば「底固めに?」と考えるでしょうか?今回の下落見込みは限定的という見方も相当数あるようですので、ドル円で94円前半までには再び頭をもたげる可能性はありますね。上昇期待の向きはそこから仕切りなおす必要があるでしょう。まだ「矢が放たれた」かどうかはわかりませんので、あたふた尻馬に乗らないでしっかり売買ポジションを検討していきましょうね。


11月21日
 為替市場では昨日動いた分は戻す反発力・・・。まんざらでもないなと思う人も多いでしょうか?しかしこのタイミング?という時間からの反発でした。シティグループの身売りや部門買収などの米金融再編に期待を寄せるものだという考え方が主流です。しかし、この時間には日本で月例経済報告や日銀総裁会見があり、どちらもネガティブ発言ということで、果たして水を差す形になるかどうか・・・。NY市場開場とともにネガティブ要素がさらに噴出すのか、ポジティブシンキングに支配されるのか興味深々。さ、ニューヨーク劇場の始まり始まり。


11月20日
 市場が薄い現状では、狭いレンジで一部の流れに影響されることにもなりますね。さて、APECでは「あらゆる保護主義的な風潮に強く反対する」と声明を出しましたが、相場は・・・。APEC、お前もかと言わんがごとく、具体策のない声明に対し落胆の色は隠せない相場反応となりそうですがどうでしょうね。


11月19日
 英中銀議事録に対する反応が薄いと言われたが、徐々に反応し始めている模様ですか。決定的にこれに反応するというものではなく、あくまできっかけに過ぎないと思われるので、例えたいした反応がないだろうというイベントでも大化けする可能性は十分あるといえます。燃料代が安くなったからといって駆け回っている人も多いですけど、円安になるとそうもいかなくなりますか?今のうちでしょうかね。


11月18日
 メキシコではテキーラからダイヤモンドを作ったそうな。ダイヤモンドの単価が下がる?そういう話ではなさそうです。人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドとは一線上には並ばないので、天然ダイヤモンドの価値が下がるなんてことにはならないでしょうね。・・・とは思いますが、はてさて。いろんな意味でこの先どんなことになるか興味深々です。さて、円安水準から一向に回復の兆しが見えないとやきもきするかたも多いでしょうか?しかし、円安になると日本の本格的な危機だとも言われています。どっちに転んでも危機が訪れるとおっしゃるのですが、円安になるということは外貨高になるわけで、相対的に強くなる通貨が出てくれば良く言われる「Too big to save」にはなりにくいのでは?と思いますがいかがなものでしょう?単純な話ではありませんので、様々な要素が起因して起こるだろう円安を楽観視できないのも良くわかります。慎重な経済の舵取りが必要なのでしょうけど、機能するべきところが機能しにくくなっている昨今、だからこそ円安が危機だという見解も出てくるのでしょうね。


11月17日
 期待されていた?G20でしたが、市場の反応は今ひとつで、どうも具体性に欠けるという理由で方向性を打ち出せないでいるようです。日本の20兆円はなんだったんだ?というぐらいあっさりとした反応でした。こうなってくると目先の各指標によって右往左往するのが関の山?とも思えるんですが、何がきっかけではじけるかわかりませんので、所謂はじけ場所を模索するほうが得策かもしれませんね。


11月14日
 週末の金融サミット待ちの様相が有り有りの為替市場です。とりあえず土台はこしらえてあるから、上がっても下がってもどちらでも構わないといった展開になってます。しかし、このところ「夢は夜開く」状態の為替市場。大抵NY前からウェリントンにかけての運動会状態。寝たもんは置いてけぼりが常になってますね。相場にあわせることもないですが、あわせなければ思うような収益につながらないのも事実です。意地を張らずに、時間的なシフトは多少あっても宜しいかと・・・。売買のメイン時間を少しずらして、睡眠時間をずらしてみるとか。皆さんご自身の資産ですからね。より良い投資環境の構築はご自身でなさるしかないという訳でございますよ。


11月13日
 円安方向への期待感とは裏腹な展開で、あっさり裏切られてしまった方もいるでしょうか?しかし、短期的な下落はあっても相変らず底堅い見方は有力。そこで、個人投資家の円買いがだいぶ目立ってきているそうな。果たして円買いが功を奏するかどうかはわかりませんが、成功するにしても失敗するにしても、どこまで我慢できてどこから方針を転換するのかはっきり決めてないと迷う事になります。決められない売買はしない。鉄則ですね。機会を逃しても、方針を立てられない売買は逃すべきですよ。


11月12日
 今日は何かと忙しくて更新が遅くなりました。コメントも控えようと思っております。


11月11日
 10月は今年最多の倒産件数なんだそうです。そしてしばらくは高水準で企業倒産は続く・・・。そんな見通しがあります。個人的には幸運にも不況の煽りが少ない業種で安堵してますが、こちらにいらっしゃる皆さんの中には本格的に為替投資に乗り換えようと検討を始めていらっしゃる方もちらほら出始めてます。頂く問い合わせの内容が既に専業投資についてに集中してますので、取り巻く環境の変化に否応なしに決断を迫られているのかもしれませんね。しかし、これまで兼業でいてスイッチを切り替えるように「ただいまから専業です」という訳にもいきません。移行期間も含めて十分な準備と取り組むスタンスや手法の見直しも必要だろうと思います。相談にも応じておりますので、性急に事を運ばずに、じっくり計画を立てることをお薦めします。


11月10日
 為替相場の大きな考え方としてはネガティブなものが根強いですが、各国の政策等においては悲観材料は少なくなっています。ただ、直近の指標等でネガティブ発表になると、途端に「やっぱり下落」になってしまう傾向があり、なかなか不安感を払拭できないでいるのが現状でしょうか。円安要因は揃いつつあるので、各国とも「これでもか政策」を連発しているうちに相場の不安感も薄れてゆくものと思われます。しかし、「これでもか政策」も限りあるわけで、弾がなくなれば一気に円高になだれ込むと予想できます。今は円を買いたい向きの焦燥感が増している時期で、そんな投機筋がどこで手を打つのか・・・。ファンダメンタルは奥が深いですな。面倒と言えば面倒ですけど。


11月7日
 ドル円の下げ渋りが顕著になって参りました。底堅い印象を受ける今日この頃ですが、一部対円ヨーロッパ銘柄では下落余地も有りと囁かれてるそうです。昨日も「抜ける基準」として申し上げましたが、底堅くても昨日や今日の底に対しての話ではありません。10月の24日や27日の底に対しての話です。相当幅はありますから覚悟してくださいね。しかも今後うなぎ登りになるなんて保障はありません。上昇を基本に考えても少し頭をもたげては調整・・・そんな可能性は否めない状況です。そう思えば忍耐の要る建値になることも十分覚悟した上で準備しないといけませんね。まして必ずしも上昇を約束するものでもありませんし、安易なOCOや一方建ては怪我の元ですよ。十分様々な状況への対策を練ってから売買するようにしましょう。


11月6日
 円高に傾く相場をみて、オバマ氏勝利は織り込み済みだった・・・とか。そもそも何も始まってないのですから「そりゃそうだろうな」という反応でしょうか。単に底固めに忙しいんで、今すぐに反応する云々ではないという見方もあります。だとすれば、短観としては大統領選の前からすでに下地ができているわけですから、抜ける基準もすでに露出済み・・・しかし規模は太いぞ・・・どう扱いましょうかね? 


11月5日
 オバマ氏圧倒的勝利の米大統領選。さて市場の反応は?夢は夜開く~♪・・・じゃないですが、これからでしょうね。明日の朝には腰を抜かすかもしれませんし、何てことないかもしれません。政策が施されたわけでもなし、驚くような変化はないのでは?という見方もある中、今夜は徹夜という方もいらっしゃるようで。晩秋で冷えますから、風邪など引かないようにしましょうね。


11月4日
 為替相場の一部銘柄では米大統領選の行方を見極めてから動きたい意図がありありです。そういう意味では今の段階は一番つまらない下馬評くらいしかできない状態ですね。市場は動いて何ぼですから、加速するのか逆噴射か????・・・マケインかオバマか・・・能書きは皆さんに任せます。上昇か下落かを神妙に待ちます。はい。


11月3日
 アメリカのマイナス要因の上塗りのあとにドイツでプラス要因が浮上・・・あわただしさを増しており、相場も右往左往している様が見て取れます。ファンダメンタルだけで売買するのは危険ですが、テクニカルだけで売買するよりはファンダメンタルも加味された売買のほうが効率的なのは言うまでもありませんね。しかし、ファンダメンタルにも相場に影響を与える大小の規模がありますし、それを正確に把握するのは非常に難しいものです。従って、売買規模のスタンスをファンダメンタルで変化させるのは危険だと言わざるを得ません。つまり、いつでもどちらに抜けるか(抜け切るか)を基準に考えることが大事で、ファンダメンタルはその指針の一つとしての利用が望ましいということです。・・気持ちはわかりますけどね。






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為替情報と為替手法の『FXニッポン』2008年10月コラム

10月31日
 日銀利下げで期待はずれ感が広まり、円高方向に進みました。この後のNY市場でどんな反応をするか楽しみではあります。更に円高に進むのか、NY市場ではこの利下げを評価するのか、・・・協調利下げと言うからには0.5%ぐらいは期待したのかもしれません。従って、日本のこの0.2%を見て「うちもそのくらいでいいや」なんて国が出てくる懸念が円高に向かわせている可能性はありそうですね。日本の「うちはそんなに困ってない」のアピールとも取れる0.2%は、さらに混乱を招かなければ良いですが・・・。


10月30日
 原則円安で極短期的な調整を挟みつつ(ヨーロッパベースの不信感からか?)続伸といった相場展開です。チャンスは平等に訪れます。そのチャンスを利益の上積みに持ってこれるように、兼業投資家は特にどこかで無理をしてください。楽な投資なんて絶対に成功しません。言い切ってしまいます。


10月29日
 さて、新銀行東京問題ですけど、簡単に新銀行東京潰しに引っかかった模様。あの程度の問題ならバブルはじけたドサクサで、都市銀行はうやむやにしてきたはず。何せちゃらにするチャンスですから・・・。しかし、一方では公的資金投入を有無を言わせず実行したのに、石原銀行はどうかな?と言う。新銀行東京でなければ借りれなかった中小企業もあるでしょうに。受け皿がよそになれば貸し剥がしだって起こる道理です。当方にはまったく縁のない(融資に関して)話なので、別に殊更かばう必要もないわけですが、もっと良い解決法はあると思います。そんなに潰したいのですか?と聞きたいぐらいです。


10月28日
 円高が小休止。今後の相場展開に注目しておきたい時期になってきました。実質的な底がために入るのか、もう一つ二つ乱高下を繰り返し最後の下値漁りになるのか予測はあくまで予測ですからあてになりませんね。長期買いで保有したいと思っている皆さんは、今買ってもすぐに売れる状態でいて欲しいものです。含み損など抱えずに、思惑と外れたら一旦仕切って次の機会に再びポジションを持つべきでしょう。もっとも、どこが次の機会かわからなければ意味がありませんが、「勘」で購入するならおやめ下さい。例え「勘」が当たっても、次には大きく失います。だったらどこで買えばいいの?と聞かれても、お答えはいたしませんのであしからず。正確に指摘できるくらいなら既に億万長者でございます。せいぜい「今買ってもすぐに売れる状態でいて、含み損など抱えずに、思惑と外れたら一旦仕切って次の機会に再びポジションを持つ」スタンスで居たいと思っております。


10月27日
 円高抑止の動きはマメにあるのですが、事実上の抑止にはなって来ないところが相場の勢いとでも言うのでしょうか。さしずめ重量のある車が止まろうと判断したけどブレーキをかけるまでの空走距離とブレーキをかけた後の制動距離が長くて・・・。そんな感じに例えても良さそうですね。人によっては飛行機の着陸時における逆噴射だと言う話もあります。しかし、どちらも円買いに走る要素が不十分な例えで、ちょっと安易過ぎるかもしれません。そもそも円高の現状を無理に例える事自体が間違ってそうです。円高歯止めの動きが出れば円買いも進む・・・従って円安もしばらく・・・そんな繰り返しになりますか。


10月24日
 現在1ドル91円を切ろうかという状況です。どなたかの発言が拍車をかけたようで、また、その期待を裏切らない相場の反応で下落に次ぐ下落は絶好調です。特にその下落トレンドに乗っているわけではありませんが、どこまで行くのか非常に興味を持って眺めています。ヨーロッパ市場のフランクフルトあたりから準備できた人は大当たりだったでしょうか?今からどうしようか悩んでいる人は、あっさり手を引いておくべきでしょう。・・今しがた90円台に突入しました。ポンド円も1995年4月~7月の砦を落とそうという勢いです。こうなってくると「買い時」の模索が頭に浮かびますが、本当の買い時は、まだもう少し(ずっと?)先の話です。余計なことを申しました。今が買い時と思えばどうぞ購入なさってください。買いが殺到すれば相場は重たくなってまだ下落します。10万単位で1000万の余裕があれば今でも良いかな?取引会社がはじけなければの話ですけど・・・。


10月23日
 「円高は輸出にはマイナスだが、海外の商品やサービスをより多く購入できる。」・・消費者としては今こそこの恩恵に預からなければならない。もっとも、すぐに単価に反映してくれる商品やサービスでないと意味がないわけだが。通常はなんとか乗り切ろうと価格に反映させることを渋る。従って内需拡大にもつながらない。薄利多売はくたびれもうけの意識が強い日本人には特にありがちな話である。さらに、小売までの間に様々な中間マージン搾取業が存在する事も原因の一つである。単価を安定させる意味においては中間マージン搾取業も決して悪とは言い切れない側面が多い。従って、特定のこの原因をもって内需拡大につながらない根源と決め付けるには危険すぎるかもしれない。ただ、円高のこの状況を国内需要に結び付けない手はないわけで、時がたてば円高による恩恵も消えてしまうのは当然の事であり、輸出依存国としては円安を支持したい状況であっても、円高でも上手に需要拡大にもっていける方策を持つのと持たないままなのとでは生き残り競争にも歴然とした差がつくだろう。円高では円高のやり方を、円安では円安のやり方を、そんな「安定」の考え方が必要な時代だということかもしれませんね。


10月22日
 別に意地になって続落している訳ではないのでしょうけど、円高に歯止めがかかりませんね。そろそろか?そろそろか?と言われながら、ずるずる下落続落の相場です。そろそろ中長期の下落支持も少なくなってきているはずですから、ある程度大きな反発上昇も見えてきそうではありますけど、GBP/JPYで言えば1995年の最安値を下回ってもおかしくないポジションまで来てしまいました。すると、GBP/JPYは1ポンド100円なんて時代が来る・・・?しかも近い将来に起こる可能性も否めないわけですよね。その時がロングの買い時かどうかは別にして、円高ではあるけど日本はどうなっているのだろうと思わずにもいられません。なんとなく凄いものを目の当たりにしてしまうような気がしていますが、気のせいでしょうね。


10月21日
 自公連立与党による定額減税が今年度内に実施される方向で調整されているそうです。単年度の施策になる見通しですが、世界的な金融不安の翳りが忍び寄る中でどのくらいの効果があるか非常に興味はあります。標準的な4人家族(夫婦、子ども2人)で6万5000円程度、単身者で2万6000円程度、所得税を払えない低所得者に対しては、「特別給付金」などの措置で減税分を支給とされていますが(正式決定ではない段階です)、この減税措置の評価はともかくとして、今国民がほっとしたと思える措置なのかどうかが一番の焦点になるのかもしれませんね。中には来年度との格差がきついと感じるのでは?という声もあります(実質2009年に減税措置が行なわれるので再来年の2010年に元に戻る)。しかし、先に述べましたように社会的に効果がどのような形で現れるのか、或いは現れないのか。そんなところを是非眺めていきたいと思いました。思いがけない形で定額減税効果が出てくるとしたら一体どこで???意外なところで意外な形の効果があると、定額減税・・・評価が一気に上がりそうですね。


10月20日
 ロシアの社会構造に詳しいわけではありませんが、先日の報道でロシア国民の66%は貯蓄口座を金融機関に持たないために、金融不安の影響は直接的には感じていないというものがありました。ただし、企業の業績が悪くなれば即リストラだそうです。従業員にしてみれば10か0かの評価に常に戦々恐々としているようなものです。それはそれで日本人的には納得しがたいものがあるでしょうね。いずれにせよ金融不安の影響はじわじわと忍び寄るだろうという見方が多いようです。建設的に考察すれば確かにその通りだと思いますが、金融機関に口座を持たないロシア国民の底力には少し期待してみたい気もします。ひょっとすると金融不安に振り回されないヒントが見えてくるかもしれませんよ。


10月17日
 ガソリン価格がやっと150円台になるとか・・・。原油価格は既に最高値の半値レベルだが、タイムラグがあるので仕方がないところだろう。ましてや仕入れ値の事もあるために、小売価格に反映するにはまだ時間がかかりそう。しかし、2社3社の販社レベルでは、体力の回復もしなければならない都合上消費者レベルへの反映には尚一層時間はかかりそうな気配。おそらく、このまま下がっていっても130円~140円でしばらくは落ち着くのだろうと考えられる。意外に渋い値下げにがっかりするかもしれないが、談合等で問題になったのもこの価格帯前後での話し。業界では卸値が下がっても前出の価格帯が適正価格帯だとする主張は根強い。再び起こるかもしれない原油価格高騰に備える名目で、以前のような破格の値にはなりにくいと思われる。その代わり、燃料代以外のところでサービス単価が安くなる可能性もありますね。それはそれで良いのかもしれません。いろんな意味で今後も観察していきたいですね。


10月16日
 相場が下落する結果だけ見ると不安の再燃・・・と言う話も浮上しますが、そろそろ下落も限定的な段階にあるような気がします。これだけはっきり言ってのけるのは、相場の方向性を一方に絞ってない手法を利用するせいで、見込みが外れても困らないためですね。そうは言ってもある程度の方向性を仮定できないと売買が発展しないわけですから、必ずしも当てにならない所見を述べるわけにも行きません。つまりは片方に絞ることなかれということなんですね。 ところで、OCOにすれば同じと思っている方も多いみたいですが、OCOにして起こるデメリットを考えればこそ勧めないわけです。頑なに受け入れない方も多いですが、応用には向きませんので技量の向上は頭打ちになるでしょう。スプレッド差が2倍かかる等と言う前に、売買を成功させましょうという話です。スキルが上がればOCOでもいけるのかどうかの判断はできるようになります。スキルが伴なわなければOCOなど宝の持ち腐れです。まごまごしてるうちに変化にも対応できずに終了します。機会を逃す事にもなります。スプレッドやスワップのけち臭い計算のせいで水の泡・・・。もったいないですね。即座に対応できない売買(しかも独断のOCO)で「間に合いませんでした」は理由になりません。・・・随分話がそれましたが、当方の手法をアレンジした商材を売りつけるところ経由でいらっしゃる場合、そんな間違った認識が多いようです。しかも信じ切っているから思い込みは怖いですね。OCOを使えばどうなのか・・・試行してないはずはないじゃないですか・・・わかった上でOCOを使わない売買を勧めているのです。間違えないでくださいね。「OCOのほうが良いじゃないか」という質問に少々疲れました。OCOは便利ですし、ロスも少ないですが、その先が使いにくいし応用には向かないのです。損失回復受けた方なら大抵お解かりいただけると思ってましたが、頑固に応じない方が多いんですね。少々閉口してます。そのために損失回復に支障を来たしているケースも見られます。ご自身で首を絞めてどうするんですか?-----以上、代表の嘆きをかなり引用して書き込んでみました。とても考えさせられる話ですね。皆さんはOCO多用してませんか?


10月15日
 現在のドル売りは、明らかに機関投資家のドル処分売りと見られる。つまりは「調整売り」そして次の展開は・・・。察しの良いかたならすぐにお解かりになるでしょうね。


10月14日
 結局反発・・・。特に乱高下する事も無く、当たり前のように反発モードです。一時的な反発という見方も根強いために、米の具体的動向がわからないうちは懐疑的なムードが濃かったようですが、米の発表を受けて安心したんでしょうね。各国とも全体的に安堵感が広がる市場になっているようです。つまりは各銘柄とも復活方向へ動き出したということでしょう。ロングスパンのロングなどは長期的保有を視野に保持する方向かもしれませんね。乗り遅れたからといって慌てないようにしましょう。まったく機会を失ったわけでもありませんし、100%戻さないわけでもありませんから。


10月13日
 そろそろヨーロッパが動き始めました。定かではありませんが、G7・G20の姿勢が反映されているような動向になりつつありますか?(現在16:14です)・・・中には具体的なことは何一つ見えなかったということで、ネガティブな意見を述べる方も多いですが、一方で各国が協調して一斉に取り組む下地ができたことだけでも相当の効果があったと判断する考え方もあるようです。基本的には後者路線なのだろうと考えられますが、今度は一斉に買いに走ると(対円銘柄など)重くなってしまうこともありますね。いずれにせよ、この夕方からは見逃せない相場になりそうです。


10月10日
 各国中銀の協調利下げの効果が見られない市場ですが、ご存知のように米を始め一つ一つの手が後手後手に回っています。つけ入る隙を与えていると言ったほうが良いでしょう。したがって現在のような有様に・・・。FX投資自体へは直接関係するとは思えませんが(大きな損失を抱えた方がいるでしょうか?)、経済産業への深刻な波及効果は避けられないと思われます。米の金融破綻に世界が付き合ってしまった形ですね。そもそも下院の金融安定化法案否決が加給気状態にさせました。やるならやる、やらないなら放置するなりはっきりした姿勢を見せなくては不安を煽るばかりですね。昨日も申し上げたように、ここでまたのほほんと眺めていると相当荒れそうです。


10月9日
 主要中銀の協調利下げが効果ないように見えた昨日だが、悪乗りごり押しであがいていた感がある。現状では各関係銘柄は底固め天井固めが進んでいるような気配になっている。先行き不透明感はぬぐえないものの、今後の各国の対応次第では値を戻していく事になりそうです。高を括って様子見を決め込む国が出てくると一気に悪化すると思われ、現状でいじっておかないとさらに大きなダメージを誘発させてしまいそうですね。国家がやることですから、個人単位で四の五の言っても効果ありませんが、短時間で大きな声になると国家も動くかも・・・?売り抜けたい人もいるでしょうから期待薄ですけど。この辺がFXなんですよね。


10月8日
 100円割れのドル円・・・久しぶりに2桁を聞きました。そんな呑気な話では無いですが、当面仕方が無いですね。多分反発があれば大きいとは思います。ドル円は今年4月以来の水準ですからそんなに昔ではないですが、その前は1995年以来なんです。バブルが崩壊したあたりの水準ですね。日本バブルの崩壊よりは深刻とされるだけに、最終的には1ドル50円もあるかもしれません。どんな手を施しても一時の勢いを止められるものではないという見方もありますね。普通に考えても80円程度までの下落は予想できますし、95円までで持ちこたえるかもしれませんし・・・。相場観は相場観ですが、ダイレクトに売買に直結させる必要もないわけです。転んだほうで利益を得て、期待しなかったほうでは無理をしない。そんな売買の繰り返しが混乱期の相場を乗り切る一番の方法ですね。


10月7日
 各国中銀による協調利下げ(豪中銀の1%利下げから始まった?)や介入のうわさから円売りに転じた相場だが、まだ不確定要素が多く完全に切り替えしたとまでは言えそうにない。ただ、反転トレンドを奪取するにはこのタイミングで動かないと大きな恩恵には預かれない・・・というタイミングではある。この微妙な空気をどう読んでどう売買に反映させるかが一つの鍵になる。しかし、大きな恩恵にはリスクも付き物で、しかも後処理を間違えばリスクは膨らむ。大きな恩恵を求めるには、それなりのテクニックを必要とされる所以ですね。より「安全」を考えれば差益の少ないポジションから確率の高い売買を繰り返すしかない。もちろん一定の相場特性を見極める力が無ければ、「安全」ではなくなる。FX口座の開設が2倍になったというニュースが伝えられたが、力量のある口座が一体どれだけあるかは甚だ疑問です。運や勘に頼った売買が恐ろしいほど多い現状は、単に相場募金と言われる所以でもある。相場募金から実益ある投資に変化させる必要がある人はまだまだ多いと言えますよね。「儲かる」情報商材が一体どれだけ売れててこんな現状なんでしょうね?


10月6日
 対円北米・欧州・オセアニアの各銘柄は軒並み下落です。一向に歯止めがかからない?と思うなかれ。調子に乗って引っ張っているところがあるということ。誰もが危機感を感じている今、おいしい思いをするのは誰?という話です。しかし、為替個人投資家にとって、そんな理由付けは関係ないのです。どちらに転んでも困らなければそれで良いですね。ただ、週末に仕掛けられたか今日の朝一だったか・・・朝一ならウェリントン市場のうち以外は乗り遅れになりました。トレンドを追うような相場では無いですね。追うなら大きなスパンからか、短期勝負・瞬発力決済という超プロトレーダー的売買になります。そういう意味では、「関わらなくて良かった」人もいるかもしれませんね。誰ですか?あ~惜しい事をした・・・なんて溜息ついている人は?


10月3日
 米金融安定化法案の下院再可決を期待した動向が、東京市場から既に表面化してますが、ヨーロッパ方面の市場ではクールな反応です。いずれにしても今夜の下院の状況によって、ある程度はじけるのは間違いなさそうですが、一方向にのみ飛び出すとは限りませんよ。当然反動も時間差もあるでしょうし、売りそびれのごり押しなんてのもそこらじゅうで出て来ます。どうか、最悪のケースを想定しながら次の手をどう繰り出すかシュミレーションしておいてください。重要な指標発表時はいつでも同じことですが、いつか面倒になって手を抜くときが大損の時・・・です。


10月2日
 さあて、相場は短期的に大概の銘柄で伸びきって来た様な感がありますが、今から続伸続落を期待するチャレンジャー諸氏は要注意です。既にお持ちの玉の決済どころを思案している状態ならともかく、これから新規の売買(あくまでも短期です)となると相当の勇気が必要です。このような短観を述べると、大概多少は続伸続落を果たすものですが、経験上たいしたゲインにはならないケースが多いですね。むしろ反動の調整がきつい可能性もあって、売買を手控える・・・従って多少の続伸や続落があると思ってください。今後一定の条件を満たせば更なる続伸続落の期待も高まるのですが、現状からでは要注意レベルと申し上げるしかなさそうです。


10月1日
 10月に入りましたので、更新時間は昼から(13:00~15:00頃)になります・・・既に一部は昼から更新になってますね。当分は現状のまま、トレード情報のみ朝一で更新するようにしてみます。ご利用の方は、HOMEの更新が無くてもトレード情報のページで直接更新の有無を確認下さい(更新時間を入れるようにしています)。また、各銘柄のチャートも参考程度に見れるようにしております。算出値は無料情報のためにチャート供給の会社と整合性がありませんが、ほぼこのあたりという見当をつける参考になさってください。






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為替情報と為替手法の『FXニッポン』2008年9月コラム

9月30日
 「ベルギー、フランス、ルクセンブルグおよび株主がデクシア銀行に64億ユーロを注入」とか、「アイルランド政府、銀行預金保護スキーム発表」とかで欧州株軟調も、クロス円では堅調で戻し高値=調整上昇で底堅い値動きになっています。とは言っても十分変動のある相場でして、この辺がアナリストと投資家との温度差とでも言いましょうか。一気に8円9円下げても堅調になるわけです。もっとも目安とするサポートを割らなければ軟調にはなって来ないのでしょうし、小生もそう思いますけど・・・。単なる相場短観になってしまいました。

 
9月29日
 インド「タタ自動車」が「ジャガー」「ランドローバー」のブランドを買収する模様。既に車好きの皆さんならご承知のことだと思います。一方三菱UFJは米銀行へのTOBがほぼ完了する見通しです。今や世界的な再編騒ぎになっておりますが、一時の避難行動かもしれませんが円買いの動きに拍車がかかっている状況も見逃せません。特にヨーロッパ通貨銘柄に関しては明らかに円高傾向が強いようです。あくまで短期限定の動向である可能性も否めませんので、中長期への展望としてはいささか頼りないものではありますが、EURで3年前の水準、GBPなどは5年前の水準、渋いCHFでも2年前の水準へ戻そうというのですから大事ですよね。ただし、先にも申し上げましたが短期限定の動向(調整)止まりであれば、過剰な期待は赤信号でもあります。その辺をどう見極めて今後の売買にどう反映させるかが大きなポイントになってきそうですね。


9月26日
 米貯蓄金融機関最大手ワシントン・ミューチュアルは営業資産を米銀大手JPモルガン・チェースに譲渡。こちらもサブプライムで積極営業展開をみせていた銀行で、リーマンでとどめを刺された格好になりました。救いは米国内金融機関が拾ったことでしょうか。経緯からして日本企業が直接関わる事にはならないのですが、今回も日本企業名が前面にでる事になると批判が一層強くなるところでした。別に日本国内の景気が良いわけではなく、にわか需要で利を得た企業サイドで余裕の蓄積を行なっていたために海外進出したいだけの話。しかし、アメリカ国民にしてみれば、日本バブルのころの印象と大差ないわけです。日本国民の血税で立て直した銀行が、国内への見返りを考える前に海外から利ざやの種を確保しようとする動きは、先を見据えた動きととる良心的な考えかたもありますが、所詮は一企業内利潤追求の一環ですから、とても日本国民への還元を念頭においたものとは言えそうもない気がしております。銀行建て直しにつぎ込んだ血税を、年金予備費に回せないのはなんとしたことでしょう。国が国民の立場に有るのなら、今こそ銀行に税金を返せと言っても良いのかもしれません。有り得ないでしょうけど・・・。


9月25日
 そんなにすぐではないと思いますが、次第に携帯を持ち歩くことや万事監視の社会に対してアレルギー反応が顕著になる時が来るでしょう。すでに、多くの一般人の知らないところで監視社会は進行しています。抑止力であるはずの監視が一人歩きすることで、個々の人間の脅威となってしまうのでしょう。監視される側も当然のことながら、監視している側も監視対象ですから、アレルギーが出るのは必然的な現象でしょうね。当分は「便利と安全」の名の下に健常な監視であるかどうかさえ判らない状況に陥る事でしょう。所謂プライバシーの侵害に大きく関わってくるのです。従って便利社会に対して仕方ないと思う気持ちよりも、個々のプライバシーを尊重する気運が高まるとともに、様々な便利グッズの放棄や管理側との軋轢が生まれるのだろうと考えます。こんなコメントを発する私自身がネットの恩恵に預かっている身ですが、おそらくいずれは大きな問題になってくるのだろうと考えざるを得ないのもまた事実です。さてみなさんは、アレルギーと上手に付き合える口ですか?嫌気がさして放棄する口ですか?

 
9月24日
 今度はAIGの切り売りが焦点になってきているそうな。日本国内の生保関連は買収の話も聞こえてこないが、自動車損保は東京海上日動が触手を動かしているらしい。ネット販売網を持たない東京海上日動のネット部門となるのか興味深いところです。 さて、為替相場対円銘柄は調整が終わったとは言えないまでも、もう一伸びを期待する組と、しっかり調整を期待する組に分かれているようです。銘柄にもよりますが、逃げ場に「金」があてがわれている現状からすれば、もう一伸びあるような気運にはなっています。いずれにせよ短期的な観測であって、もう少し先の展望は大方下落。しかし、9月16日を下回るかどうかが不透明といったところ。あくまで大勢の見解なので、「そうなる」訳ではないですが、もう一伸び組にしてみれば大きな躍進の可能性もある構図になりそうです。


9月23日
 夜になるとひんやりする空気が心地よい今日この頃です。天気は持つそうですが、夏のような日差しには程遠くなるのでしょうね。アメリカ金融危機の関連でMUFGや野村HDの動きが目立ちます。どさくさに紛れて?というわけでもないでしょうけど、銀行と消費者金融との緊密な関係も進行しております。なるほど買収できるわけですな。公的資金投入によって十二分に立ち直った銀行は、サブプライム問題やリーマンでの不良債権もなんのその、回収の活路を海外に見出す動きになってきているのかもしれません。国内に目が向いていない今こそがチャンスと動き出した金融機関もありますが、単独では難しい側面もあります。今や目新しい商品の投入ぐらいでは飛躍的な効果は期待できない環境です。あっと驚く業務提携やネットワーク作りを進めるほうが「効く」のでしょうけど、誰もが好んでどこかの傘下になりたがるはずも無いですね。苦労して話をまとめた頃には一斉に国内に目が向いていたりするんでしょうか?


9月22日
 1987年のブラックマンデー・・・バブルによってしこたま余剰資金を抱えていた日本は、アメリカに金を流した。そうして、6年後にははじけた。今回もアメリカがやらかした尻拭いは日本が関わることになる。今回は余剰資金なんかなく、日銀の金融政策の引き締めが遅れたなんて言い訳は通用しない。今度は海外に打って出ようなんて騒ぎ始めている。あまりにも目出度すぎる。バブル崩壊の直接的な原因を隠蔽してきたために、同じ過ちを繰り返そうとしている。そこをつつくと都合が悪い連中がいる。しかし、そこが悪の温床とは言い切れない微妙でかつ複雑なバランスが「今」を支えているのは確かだ。出る杭は打たれる。絶妙な均衡(と思い込んでいるだけだが)を保つためには必要悪と信じ込んでいる厄介な動きは必ず存在する。目に見える善悪だけが真の善悪ではない事は、誰もが感づいているが正面きって唱えられるほど自由はない。せいぜい「なんちゃって」論にすり替えてお茶を濁すのが関の山。したたかに生き抜くには、本質を見極めておきながら決して突出しない事である。為替投資も然り。バブル崩壊後に金融自由化にかこつけて国民に与えられたおもちゃではあるが、儲けてもいいですよとは言われてない。出る杭は打たれる仕組みは健在している。間接的な尻拭いに備える用意はしておかなければならない。ナンチャッテ・・・。


9月19日
 相変らず米金融危機関連の動向で敏感に反応する為替相場です。広い意味でレンジ相場になりつつあるようですが、決して小さなレンジにはなりそうもありません。短期売買向けの相場推移だと言えるかもしれませんね。粘り腰の売買に固執すると足元をすくわれるケースもありでしょうか。もしくは思い切ってずっと先を見つめた売買に切り替えて高見するのも良いかもしれません。今時はスワップで赤の出ないシステムもありますし・・・。その代わり変動スプレッド・スリッページつきですけど。発注時と決済時に難を逃れれば、それこそ高踏派ですね。さて、皆さんはこの局面で短期派?高踏派?


9月18日
 台風が近づいております。関東はあさっての着らしいので、今日明日のうちには台風対策しておかなければなりません。やれることなど知れてますけど、せめて飛びやすいものだけでも片付けないと・・・。AIGは救済されましたが、9兆の不良債権を背負った米政府に評価は厳しいようです。日本の関連法人は独立しているので大丈夫と言ってますが、米政府が救済しなければ保険加入者を始めとする多くの方が被害を被ったはずです。だからこその救済であって、自国でのことだけなら手は入れませんね。表面的な仕組みだけなら「騒ぐ必要はない」はずなんですけど・・・。多くは語れませんなぁ。


9月17日
 リーマンショックはロシアへの波及もかなり懸念されているようで、オイルマネーで好景気に湧いていたロシアは、グルジア問題で投資マネーが引いた上にこの度のリーマンショックで金融機関に暗雲が立ち込めているようです。流動的なオイルマネーを投入し、危機感を払拭しようと躍起ですが、今のところ反応は鈍いものとなっています。昨晩の22時頃から反発が始まっており、どこまで戻すのか興味深い一方でフランクフルト・ロンドンは既に下げ色濃い反応が気になります。今晩のNYがヨーロッパに準ずれば大きな下落が待っていることになりますが、はてさて・・・・。


9月16日
 アメリカ金融危機がたけなわ・・・対岸の火事ではないのですが、その話題が持ちきりでにぎやかになってきました。売り方一辺倒なので下落見込みで売買するも良しですが、適当にお茶を濁す位にしておくと良いかもしれませんね。明らかにファンダメンタル要因が先行しているわけですから、一過性のものですし、貪欲に追い続けるのもいかがなものかと。蓋を開ければ6000ポイント儲かったの、ずっと売り一辺倒だの言い出す輩が出てきます。そんな話に皆さんが踊らされる必要はありません。ほとんどついていけて無いですから、どうか安心してください。どっちに行ってもペースを崩さない事です。いつものように当たり前の売買を当たり前にこなす事が大事ですよ。


9月15日
 週明けの相場が一気に踊りましたね。東京市場が休場の場合としては非常に珍しいケースです。オセアニア市場での方向性が影響した結果だと思いますが、東京市場とウェリントン市場の力関係が普段どんなものなのかわかりやすいと思います。午後になると、そろそろヨーロッパの市場が影響を見せ始めますので、現在の動向を良しとするか、先週の動向に戻してくるのか・・・。毎日頻繁に売買してない方が、こんな荒れた相場に遭遇して、しかもたまたま前回も損失からの流れだったりすると気が狂いそうになるかもしれませんね。ただ、仮に100回に1回の損失確率だとしても、2回3回続けて損失しない保障はどこにもありません。それ故に余裕が必要であって、同規模の売買を何回か売買できる余裕がないと、へこんだ後に立ち直ることさえできなくなってしまいます。通常の売買の他にせめて同規模の売買が3回はできるような余裕は常に維持しておくこと・・・そこまで必要ないかなと思っても、実はとても大事な事ですよ。


9月12日
 残暑復活!しかし、さわやかな晴天なのは空気が乾燥しているかららしいですよ。朝晩はエアコンも勝手に止まっておりますし、まあ、よく眠れる事・・・。短時間でもぐっすり熟睡できるのがこの季節の良いところでしょうか?それとも味覚のほうがお好みでしょうか?歳がいったせいか、夏よりも秋のほうが行動的になる気がします。チョロチョロ動きたくなる秋の到来ですが、頭のほうも冴える季節です。何かと忙しいですね。あたふたするばかりではなく、何でも能動的に動けるよう心がけたいと思っております。


9月11日
 タイの通信大手、タイコムが2009年春をめどに通信衛星を使った高速インターネット接続事業を日本で始めるそうです。料金は月額3000円程度からの見通しで、光ファイバー回線を整備しにくい山間部などを中心に売り込むとか。全国には86万世帯もブロードバンド(高速大容量)通信を利用できない環境にあると総務省が発表していますから、良くてISDNの環境の方も、モバイル高速通信環境が使えなかった方も改善の光が見えてきたかもしれません。どうやらタイコムのタイ子会社IPSTARが自社のブロードバンド専用衛星を活用し、利用者はアンテナとモデムを自宅に設置、関東に設置予定の大型アンテナと衛星経由でつなぎ、インターネットに接続するそうな。料金は受信速度が最大毎秒512キロビットで月額3000円、同1メガ(メガは100万)ビットで4000円程度。光回線ほどの速度はないが音楽や短い動画の受信は問題ないらしい・・・と報道されてます。ISDNとADSLの中間位になってきそうですか?ケーブルもADSLも不可の地域では嬉しい話ですが、思うように契約数が伸びないとか言って早々に撤退されても困りますね。なにせ、山間部にネット利用者は少ないわけで、利用は中高年層が中心になりそうですから、食いつきもゆったりまったりとになるはずです。そのうち光・ケーブル・ADSL・モバイル高速と序々に侵食してくることも考えれば、「忍」の展開になりそうです。いろんな環境でネットができるのは歓迎しますが、とにかく消えてなくならないことを祈るばかりです。


9月10日
 am/pmが売却対象になっているらしいです。これを三井住友銀行が買い取って、銀行が経営する物流ストアなんてのはどうでしょうね?各店舗にATMが完備するでしょうし、一般的に言われる「コンビニ」と少し差別化を加えた味付けでやってみるのも面白いかもしれません。例に漏れず勝手な空想なので「am/pmが売却対象になっている」という話以外は眉唾物です。 ところで知ってました?9月10日は1960年のこの日にカラーテレビ放送が始まったんですって。私はまだ生まれておりません。私の家のテレビは1971年まで白黒でしたから、相当ギャップがあります。今11年も経ってから新機種にしても浦島太郎状態ですよね。FXも金融自由化が始まり、1999年にひまわり証券によって商品として導入されてまだ9年です。この間に激しく変遷してきた投資環境を思えば、時代は駆け足になっていると思わざるを得ません。とは言え、FXも今だからこそできる環境になったとも考えることができますから、成熟した商品になるにはやはり10年の月日が必要なのかもしれません。早い早いと思っていた時代の流れも、実は今も昔も変わることはなく、一定の不安定期を抜けて成熟した物に生まれ変わる仕組みなのかも知れませんね。


9月9日
 全国地銀のゆうちょ銀行への警戒感は相当なものらしいですね。相手は全国区であるし、都銀の一面を持ちつつも地銀の営業網をも上回る組織ですから、危機感もうなづけます。どうでしょうか?ゆうちょ銀行への対抗策として始めている地銀間のシステム共通化などによって、地銀の再編成もしくは信金ネットのような形に変化してくるでしょうか?一番面白い変化は、国内をフルカバーするいくつかの地銀連合(勝手仮称)が誕生して来る状態です。都銀もゆうちょ銀行も焦るでしょうね。どこの地銀も各都道府県ではそれなりの収益を上げているわけですから、今や切り捨てる支店も少なく、採算ベースの支店群という話です。イニシアチブをとる法人または機関を作らなければなりませんが、現在の都銀とは性質を異にしたメガバンクができる可能性もありそうです。勝手に想像を膨らませておりますが、為替投資にとっても可能性は無限に広がり、地銀連合の為替部がカバー先になってくることもあり得る・・・自ら相対取引も取引所取引への参加も容易になってくるでしょうか。無理矢理地銀連合に期待をするまでもなく、為替投資に関しては都銀がもっと積極的になっても良い気はしてます。相対取引商品を直接展開する都銀はなく、365も住信SBIの形で間接的にしか関わってませんね。MUFGブランドの365やSMBCブランドの365、りそなやみずほの365も見てみたいと思いませんか?SAXOやdb等のワールドメガバンクにできて日本の都銀にできないのは何故か?・・・そんな期待もあって地銀連合は楽しみでもあり、触発されて信金ネットが動く可能性もなきにしもあらず。面白くなってきましたよ。


9月8日
 ここに来て銀行や証券会社の株評価が軒並み上昇傾向だとか。EURなどは天井知らずの状態から下落が始まった途端19円以上の下落を見せ、CHFも実に10円以上の下落は2003年以降なかったもので、おそらく2000年以前の下落以来の規模になるのでしょう。確かに下落幅が大きいのでびっくりするのですが、依然CAD・EUR・CHF・AUDなどは高値水準を維持しており、短期的には右往左往するかもしれませんが、長い目で見るとそれほど慌てる次元ではないようです。むしろUSD・NZD・GBPあたりは下落先行感が強いだけに、高値で売買し始めた方・・・長期スタンスの場合、ほとんどが買い玉のロング保有だと思いますが、粘る姿勢でいらっしゃるなら相当の余裕資金を要するケースも想定しておかなければなりませんね。アメリカの公社救済策発表で動向が気になる方も多いでしょう。一過性の相場なのか、流れに準じた相場なのか、見極めるポイントが収支に大きく影響しそうですよ。


9月5日
 楽天とイーバンク銀行、相顧客利便性の高い金融サービスなど提供で資本・業務提携・・・とか。あれ?東京都民銀行はどうするの?銀行業に入り込みたい楽天とネットバンクの乱立で目立った利便性も失いつつあるイーバンク銀行。単独同士なら障害も少ない話ですが、関係各方面をじっくり見れば相反する要素も多い2社です。住信SBIのような銀行になっていけるのか興味深々といったところでしょうか。何かと利便性の高い住信SBIは着々と顧客数を伸ばしているようですが、楽天イーバンク(仮ですけど)も現状のままでのサービスでは見劣りするのは必至です。思い切って預金利率をとんでもなく引き上げるか、垣根なしの振り込み手数料無料を20回にするとか、口座があれば誰にでも無条件で10万までは与信枠がついてくるとか・・・。何か際立ったものがないと辛いかもしれませんね。期待と懐疑の提携話ですが、どうなる事やら。


9月4日
 調子に乗って?また通常の更新時間になってしまいました。気候がこの状態であれば、「もういいかな?」なんて内心考えているのも確かです。しかし、続けざまに台風でも来れば別ですが多分暑さはぶり返すでしょうし、9月一杯は朝更新ベースのほうが良さそうですけど。しばし朝更新に戻す努力をすることにします。為替相場は多くの銘柄で中期的に過熱感が高まっており、長期的に現状のトレンドが維持されるかどうかはともかくとして、途転調整の警戒はしなければなりませんね。


9月3日
 気候が良すぎて・・・つい更新も通常の時間帯になってしまいます。朝は眠くて・・・。もはや夏の暑さではないような気がします。これなら早々に午後更新でも良いかもしれません。秋風が感じられると、いよいよ台風襲来ですね。もう近海で発生してますか?今週末にはどんよりするだろうと言われている天気ですが、気持ち良い晴天がもう少し続いてくれるのも良いですね。四国の皆さんはそれどころではないでしょうけど・・・。 サンプル売買の毎日配信を、決済されるまで待ってから配信する方法に変えてはまずいですか?と打診していましたが、期待している人やデモで数をこなすために利用している人がいらっしゃるために一時保留する事になりました。当分は現在の頻度で配信していきますのでよろしくお願い致します。


9月2日
 福田首相の辞任表明・・・驚きました。しかし、時期的なものは「今だから」に納得できる気がします。投げ出したという感想も多いようですが、与党側としての今後を考えると今辞職したほうが得策だと考えるのが自然かもしれません。今後に続ける辞職であるからこそ「今」なのでしょう。中国・韓国との関係改善に大きな役割を担っていた方だけに、少なくとも現状維持できるのかどうかは不安材料のひとつですね。一見飄々としているように見えるところが魅力でもあり、「他人事のように」などと揶揄される格好の材料になってもしまいました。しかし、そこがファンに大事にされるところでした。嫌な役回りだけ引き受けた感はぬぐえませんので、ご本人の言葉通り「貧乏くじ」なのかもしれません。私が特に贔屓にしているわけでも縁やゆかりがある訳でもありませんが(多分)、不思議と今回に限っては辛口なコメントもする気が起こりませんでした。次期は麻生幹事長の線が濃厚なようですが、他の候補者も名前が挙がってきています。為替相場との関連があるかどうかの下調べは、海外のメディアを当たると良いですね。


9月1日
 早いもので9月に入りました。大雨に祟られた8月でしたが、台風は一回もなかったんですね。9月も台風なし・・・にはならないでしょうから、大雨で弱くなった地盤が原因で、台風に引き起こされる被害が十分に考えられるでしょうね。気をつけて何とかできるところには限界があるもしれませんが、常に周囲を警戒しておく必要はありそうです。 9月といえば秋のイメージですが、しばらくは残暑が続きそうです。ですが、夜は気温が日に日に下がってきますから、夏のつもりでいると体調を壊してしまいそうですね。夜はエアコンを切ってもひんやりするでしょうし、掛け布団を一枚余計に出しておくと良さそうです。・・・家内がそう申しておりました。私は毎年さも当たり前のように一枚多くなっている掛け布団を使うだけの人であります。今年も例に漏れず当たり前のようにまかせっきり・・・。





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http://gntc.fc2web.com/ FX ZIPANG 為替情報と為替手法の有料紹介



http://fxphantom.exblog.jp/ FX千葉club投資指針為替売買情報夜の部



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