2008年12月15日

為替情報と為替手法の『FXニッポン』2008年11月コラム

11月28日
 為替相場は様子見ムード。今週の動きは限定的とする相場観が多いと聞きます。複数の市場が絡む時間帯はこの調子でしょうね。期待はNYの単独時間帯。ナチュラルなスリップか薄い相場を狙った意図的なものかはともかく、ずりっと動きを見せる現象が起こるかどうか・・・?どのみちたいした動向にはなりそうもないですが、こう着状態のまま来週を迎えたい方は時間軸と規模を広げて静観するほうが良さそうです。週末と週始めの動向ががらっと変わると手痛い思いをするかもしれませんから。。。


11月27日
 為替市場の先読み・・・円安傾向は短期的に終了し、一旦円高に転じる。そして、次に頭をもたげる時にしっかりとした円安に転じる・・・。果たして嘘か本当か?必ずしも嘘とは言えないものの、現状からまっすぐ円安の続伸にならないとも限らないですね。期待としては、やはり一旦円高に転じてもらって、底を形成してからグッと伸びていって欲しい・・・。誰もが望んでいることでしょうか。とすれば、今一度円高でドスンと底抜けがあってもおかしくないかも??色んな展開が予想できますね。底が限りなく近いのは確かですが、現状の仮の底が本当に底かどうかは誰にもわかりません。どんなときにどんな売買をするのか、リアルタイムで教えてくれる絶好の機会にもなりそうです。


11月26日
 本日は各市場とも薄いようですね。米市場もお休みのため、売買したい人は考慮する必要もありそうです。早朝にオセアニアが入ってくると急激な反応を見せることもありますし、ロンドン引けからオセアニア明けまでの対応は要注意・・・もしくはどっちらけ。本来の相場を覗くならロンドン引けからオセアニア明けです。指標も入りますので邪魔ですけど、指標発表時を考慮して相場を眺めてみるのも面白いんじゃないでしょうか?


11月25日
 原油・金などのリスクマネーが値を戻し始めてます。どの程度まで戻すのか楽しみな方もいらっしゃいますか?個人投資家レベルではなく、投機筋の買いが入っているんでしょうから、余裕もある程度見越している買いです。このまま続伸となれば個人レベルでも持ちこたえるでしょうけど、懐の深い投機筋と同じ売買をしていたのでは身が持ちません。とはいえ、下落余地はまだ有ると言うものの買い試しはあっていいでしょうし、下落リスクを覚悟でチャレンジしてみるには好機と言えそうです。もちろん直接的に原油や金の話をしているわけではなく、FX各銘柄について同様な捉え方ができるという事になりますね。もう一つ申し上げるならば、上がりっぱなで売買するとあとが辛い・・・。折り合いをつけられるポジション達がどこかにあるわけで、そのどこかで売買することが大事です。もしかすると逃げられるかもしれませんけど、できれば底値に近いほうが粘り甲斐もありますね。


11月24日
 皮肉な事に、次期大統領の経済対策チームの発表によって相場が回復してくるという現象が起きています。長期的にどうかといえば、???のところが多いのですが、一過性にしても反応が見て取れるということは今後に期待しても良いのかもしれません。あくまでもファンダメンタル的な発想ですけど。対円銘柄は大抵、今後上昇にも下落にも対応できる相場展開になっております。続伸していけば「矢は放たれた」と思う方も多いでしょうし、下落すれば「底固めに?」と考えるでしょうか?今回の下落見込みは限定的という見方も相当数あるようですので、ドル円で94円前半までには再び頭をもたげる可能性はありますね。上昇期待の向きはそこから仕切りなおす必要があるでしょう。まだ「矢が放たれた」かどうかはわかりませんので、あたふた尻馬に乗らないでしっかり売買ポジションを検討していきましょうね。


11月21日
 為替市場では昨日動いた分は戻す反発力・・・。まんざらでもないなと思う人も多いでしょうか?しかしこのタイミング?という時間からの反発でした。シティグループの身売りや部門買収などの米金融再編に期待を寄せるものだという考え方が主流です。しかし、この時間には日本で月例経済報告や日銀総裁会見があり、どちらもネガティブ発言ということで、果たして水を差す形になるかどうか・・・。NY市場開場とともにネガティブ要素がさらに噴出すのか、ポジティブシンキングに支配されるのか興味深々。さ、ニューヨーク劇場の始まり始まり。


11月20日
 市場が薄い現状では、狭いレンジで一部の流れに影響されることにもなりますね。さて、APECでは「あらゆる保護主義的な風潮に強く反対する」と声明を出しましたが、相場は・・・。APEC、お前もかと言わんがごとく、具体策のない声明に対し落胆の色は隠せない相場反応となりそうですがどうでしょうね。


11月19日
 英中銀議事録に対する反応が薄いと言われたが、徐々に反応し始めている模様ですか。決定的にこれに反応するというものではなく、あくまできっかけに過ぎないと思われるので、例えたいした反応がないだろうというイベントでも大化けする可能性は十分あるといえます。燃料代が安くなったからといって駆け回っている人も多いですけど、円安になるとそうもいかなくなりますか?今のうちでしょうかね。


11月18日
 メキシコではテキーラからダイヤモンドを作ったそうな。ダイヤモンドの単価が下がる?そういう話ではなさそうです。人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドとは一線上には並ばないので、天然ダイヤモンドの価値が下がるなんてことにはならないでしょうね。・・・とは思いますが、はてさて。いろんな意味でこの先どんなことになるか興味深々です。さて、円安水準から一向に回復の兆しが見えないとやきもきするかたも多いでしょうか?しかし、円安になると日本の本格的な危機だとも言われています。どっちに転んでも危機が訪れるとおっしゃるのですが、円安になるということは外貨高になるわけで、相対的に強くなる通貨が出てくれば良く言われる「Too big to save」にはなりにくいのでは?と思いますがいかがなものでしょう?単純な話ではありませんので、様々な要素が起因して起こるだろう円安を楽観視できないのも良くわかります。慎重な経済の舵取りが必要なのでしょうけど、機能するべきところが機能しにくくなっている昨今、だからこそ円安が危機だという見解も出てくるのでしょうね。


11月17日
 期待されていた?G20でしたが、市場の反応は今ひとつで、どうも具体性に欠けるという理由で方向性を打ち出せないでいるようです。日本の20兆円はなんだったんだ?というぐらいあっさりとした反応でした。こうなってくると目先の各指標によって右往左往するのが関の山?とも思えるんですが、何がきっかけではじけるかわかりませんので、所謂はじけ場所を模索するほうが得策かもしれませんね。


11月14日
 週末の金融サミット待ちの様相が有り有りの為替市場です。とりあえず土台はこしらえてあるから、上がっても下がってもどちらでも構わないといった展開になってます。しかし、このところ「夢は夜開く」状態の為替市場。大抵NY前からウェリントンにかけての運動会状態。寝たもんは置いてけぼりが常になってますね。相場にあわせることもないですが、あわせなければ思うような収益につながらないのも事実です。意地を張らずに、時間的なシフトは多少あっても宜しいかと・・・。売買のメイン時間を少しずらして、睡眠時間をずらしてみるとか。皆さんご自身の資産ですからね。より良い投資環境の構築はご自身でなさるしかないという訳でございますよ。


11月13日
 円安方向への期待感とは裏腹な展開で、あっさり裏切られてしまった方もいるでしょうか?しかし、短期的な下落はあっても相変らず底堅い見方は有力。そこで、個人投資家の円買いがだいぶ目立ってきているそうな。果たして円買いが功を奏するかどうかはわかりませんが、成功するにしても失敗するにしても、どこまで我慢できてどこから方針を転換するのかはっきり決めてないと迷う事になります。決められない売買はしない。鉄則ですね。機会を逃しても、方針を立てられない売買は逃すべきですよ。


11月12日
 今日は何かと忙しくて更新が遅くなりました。コメントも控えようと思っております。


11月11日
 10月は今年最多の倒産件数なんだそうです。そしてしばらくは高水準で企業倒産は続く・・・。そんな見通しがあります。個人的には幸運にも不況の煽りが少ない業種で安堵してますが、こちらにいらっしゃる皆さんの中には本格的に為替投資に乗り換えようと検討を始めていらっしゃる方もちらほら出始めてます。頂く問い合わせの内容が既に専業投資についてに集中してますので、取り巻く環境の変化に否応なしに決断を迫られているのかもしれませんね。しかし、これまで兼業でいてスイッチを切り替えるように「ただいまから専業です」という訳にもいきません。移行期間も含めて十分な準備と取り組むスタンスや手法の見直しも必要だろうと思います。相談にも応じておりますので、性急に事を運ばずに、じっくり計画を立てることをお薦めします。


11月10日
 為替相場の大きな考え方としてはネガティブなものが根強いですが、各国の政策等においては悲観材料は少なくなっています。ただ、直近の指標等でネガティブ発表になると、途端に「やっぱり下落」になってしまう傾向があり、なかなか不安感を払拭できないでいるのが現状でしょうか。円安要因は揃いつつあるので、各国とも「これでもか政策」を連発しているうちに相場の不安感も薄れてゆくものと思われます。しかし、「これでもか政策」も限りあるわけで、弾がなくなれば一気に円高になだれ込むと予想できます。今は円を買いたい向きの焦燥感が増している時期で、そんな投機筋がどこで手を打つのか・・・。ファンダメンタルは奥が深いですな。面倒と言えば面倒ですけど。


11月7日
 ドル円の下げ渋りが顕著になって参りました。底堅い印象を受ける今日この頃ですが、一部対円ヨーロッパ銘柄では下落余地も有りと囁かれてるそうです。昨日も「抜ける基準」として申し上げましたが、底堅くても昨日や今日の底に対しての話ではありません。10月の24日や27日の底に対しての話です。相当幅はありますから覚悟してくださいね。しかも今後うなぎ登りになるなんて保障はありません。上昇を基本に考えても少し頭をもたげては調整・・・そんな可能性は否めない状況です。そう思えば忍耐の要る建値になることも十分覚悟した上で準備しないといけませんね。まして必ずしも上昇を約束するものでもありませんし、安易なOCOや一方建ては怪我の元ですよ。十分様々な状況への対策を練ってから売買するようにしましょう。


11月6日
 円高に傾く相場をみて、オバマ氏勝利は織り込み済みだった・・・とか。そもそも何も始まってないのですから「そりゃそうだろうな」という反応でしょうか。単に底固めに忙しいんで、今すぐに反応する云々ではないという見方もあります。だとすれば、短観としては大統領選の前からすでに下地ができているわけですから、抜ける基準もすでに露出済み・・・しかし規模は太いぞ・・・どう扱いましょうかね? 


11月5日
 オバマ氏圧倒的勝利の米大統領選。さて市場の反応は?夢は夜開く~♪・・・じゃないですが、これからでしょうね。明日の朝には腰を抜かすかもしれませんし、何てことないかもしれません。政策が施されたわけでもなし、驚くような変化はないのでは?という見方もある中、今夜は徹夜という方もいらっしゃるようで。晩秋で冷えますから、風邪など引かないようにしましょうね。


11月4日
 為替相場の一部銘柄では米大統領選の行方を見極めてから動きたい意図がありありです。そういう意味では今の段階は一番つまらない下馬評くらいしかできない状態ですね。市場は動いて何ぼですから、加速するのか逆噴射か????・・・マケインかオバマか・・・能書きは皆さんに任せます。上昇か下落かを神妙に待ちます。はい。


11月3日
 アメリカのマイナス要因の上塗りのあとにドイツでプラス要因が浮上・・・あわただしさを増しており、相場も右往左往している様が見て取れます。ファンダメンタルだけで売買するのは危険ですが、テクニカルだけで売買するよりはファンダメンタルも加味された売買のほうが効率的なのは言うまでもありませんね。しかし、ファンダメンタルにも相場に影響を与える大小の規模がありますし、それを正確に把握するのは非常に難しいものです。従って、売買規模のスタンスをファンダメンタルで変化させるのは危険だと言わざるを得ません。つまり、いつでもどちらに抜けるか(抜け切るか)を基準に考えることが大事で、ファンダメンタルはその指針の一つとしての利用が望ましいということです。・・気持ちはわかりますけどね。






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